追記2

2009.9.8日々のこと

 「何になりたいですか?」という質問の答えが見つかったような気がします。

 「何になりたいか?」というのは「何として残りたいか?」ということとして捉えると、「あいつは藝術だったよ」と死んだ時に言われたら良いな、と思いました。「写真」という単語を用いた仰々しい写真集や映画のタイトルがありますが、「写真」というジャンルは未だ金字塔を建てていません。だからこそ、それらの写真集や映画が良作だとしても広く世の中に広がっていくこともなく、ただただ偏狭な人達の愛玩にしかなっていないのです。だから「写真」という言葉はまだ使えないのと(それを変えるために「写真家」を名乗っているのですが)、美術写真というのを大本まで戻ると藝術の領域なので、死んだ後はそう呼ばれたいです。同様に、「○○家」などの職業名も人という物質を特定してしまうもので、藝術も真理を求め、広く人々に伝え、気付かせていく領域なので、「藝術それ自体」として言われたら良いな、と。「○○家」などとして残ってしまうと人として特定されて私が残ってしまうけれど、時代も文化も超えるもの(性質、考え)が真理であって、藝術なのだから、そうありたいです。

 ん?質問の回答として間違ってる?まぁまぁ、そう言わずに。

コメントを書く