良いもの

2009.6.2日々のこと

昨日は映画「GOEMON」と森アーツセンターギャラリー開催中の「メイド・イン・カッシーナ展」を観ていた。

紀里谷和明監督作品は「CASSHERN」の時もそうだったが、体感するような鑑賞方法をしたくなる。
それ故、後部席から全体像を観るということよりも、疲れるとわかっていながらも前よりな席を選択してしまう。
自由の代償は最後まで払拭されることはなかったのだけれども、とても良い映画だった。
途中、鎖骨まで流れるほど泣いてしまったりもしていた。

「メイド・イン・カッシーナ展」は友人と観に行き、途中にあったソファや椅子に座ることができるコーナーによって、展示の感覚が実体となった。でも、テーブルの方が欲しいと思っていたりもしていた。

その後、大学時代の友人が働いている酒場でお酒を呑んでいたのだが、やはり、友人と呑むと呆気ないほど気を許してしまっている。
仕事関係で呑むときには見せることのないような、ありえないほど油断している姿を晒してしまうのだけれども、先ほど髭を剃ろうとして鏡の前に立ったら、鏡に映る瞳に輝きが戻りつつあった。

良いものを観て、良いものを呑み、食い、そして、良い時間を過ごす、そんな単純なことが輝きを取り戻す契機になるのかもしれない。

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