視認できない大切さ

2009.2.13日々のこと

最近、今までの作品をまとめて見て頂くことが何度かあり、その度に似たようなことをおっしゃっていただけるので、自分の歩んできた道が“ある側面”では誤りではなかったのかもしれないと思った。

このような(“ある側面”)言い方をすると、そんなのは当たり前なのだけれども、自分が大事にしていた心持の面が他者の口から現れてくると、作り手としてはやはり嬉しいものだ。

たとえば、今日は一日、PCで創作をしていたのだけれども、最近の手法とついこの前までの手法が上手く組み合わさって進んだ。ちょっとしたことなのだが、日々の積み重ねが昇華のための基盤になる。高く飛ぶためには翼が必要、翼をつくるためには一枚一枚の羽(羽毛)が必要、その羽を作っているのは、視認できないほどの細胞であり、日々の積み重ねは視認することができないで流れていく。

それはPCを用いようが、筆を用いようが、カメラを用いようが、どんな媒体のことでも当てはまる。

必要なのは意識して動くこと、作品に向かうことだろう。

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