たまたま売れるだけ。

2018.7.4ビジネスの健康, 日々のこと

「にゃあ」と言うだけのモノを、つくりたくなってきた。
この十数年、意味のあるモノばかりをつくってきたせいか、無性に、意味のないモノをつくりたくなってきた。
昔、爆弾が爆発するアプリがあったが、それよりも意味がない方がいい。
「にゃあ」と言うだけだ。 
可愛いくもないが、可愛いかもしれない程度のイラストがあったら最高だ。
 
しかし、いかんせん、これで稼ぐ方法が見つからない。
セックス、お金、健康のどれかに、ヒトは無条件にお金を払う。
どれにも当てはまらない以上、稼ぐ方法を考えなきゃいけないようだが、「意味ないねー」と言われるモノに、ヒトがお金を払うことなんてあるのだろうか。
 
実は、今回の話のはじまりは、こういうところが出発点になっている。
「意味ないねー」と言われるモノにお金を払うのか?
「いや、ないだろう」と思うのだが、これがいくらかでも稼げたら、何でも稼げる気がするんだよね。
 
というのも、世の中に溢れているモノに意味があるかと問われたら、それほどの意味があるわけでもない。
元も子もない話ですが、その製品がなくなったら、別の製品を使うだけでしょう。
それにも関わらず、打合せや会議では、自分たちの製品がとても意味があって、大義があるように話されるわけです。
 
でも、「たまたま売れる」っていうこともありますからね。
もちろん、そこには「たまたま売れない」っていうこともあるわけですが、何かと理由をつけたがるのが、ヒトってもんです。
そんで、理由をつける理由が、打合せや会議で話すため、承認を得るためだけだったりするんですよね。
考えるのは必要なことだけれども、意味を大義にする必要はないのです。
 
「にゃあ」と言うだけのモノ、作りたいなー。
アプリなら「GIFアニメで動かして『にゃあ』と音を出す」、それだけでいいかもしれない。
もしかしたら、ヒトが「にゃあ」と言っている方が、おもろいかもな。

コメントを書く