空(くう)を切る

2009.1.29日々のこと

展示予定の作品が一段落したので、再び『最期の自然』、『drunker drunker』に取り掛かる。下絵があったにもかかわらず、一枚がなかなか進まなかった。描いては溶かし、描いては剥がし、しまいには支持体であるプリントが駄目になるんじゃないかというぐらい溶かし、剥がしを繰り返した。

「そこじゃない」、「俺の声を聴け」、「だからそこじゃないんだ」などと作品から言われていたが、ひたすら動いた。どれほどの空を切ったかわからないほどだったが、澄んだ動きになったのではないだろうか。

結局、「ここだろ」という気付き方をし、乾燥後、再び重ねるだろう。

晴れてくれないと展示予定作品が進まないんだよ。

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