27

2008.12.25日々のこと

クリスマスとは程遠い生活で、朝から水ばり用の板に残った水ばり用テープの除去をする。板ではなくてパネルに水ばりをすれば、こんな面倒臭いことはしないですむ(それとも簡単なやり方があるのか?)が、小品でパネルだと「平面」という感触がなくなってしまうように思えて、板に水ばりをし、完成したら剥がして裏打ちとゲタ装着というとても遠回りなことをしている。

ここで鍵となるのが「感触」という言葉だろう。

感触にも色々な種類があると思われるが、この場合では「エネルギーが回る」ということや、「巡る」、「繋がる」というようにも言えるだろう。たとえ建物内にいようとも、地球という大地の上に存在し、脳天を抜けて地球全体に巡る、そんなエネルギーの流れを子どもの頃から感じていた。成長するにしたがって、その流れを感じるのが意識しなければなかなか難しいものになっていってしまっていたのだが、創作に全てを委ねるようになってからは再び子どもの頃のようになっている。

たとえ同じ筆やカメラであっても、「感触」を得たときには自ずと笑みがこぼれ、自分を取り巻く空気にさえ感謝の念を抱く。しかし、テープを剥がし終わる頃にはすっかり日は沈み、上半身が逆三角形に痛み、予定していた創作場の大掃除は延期になる。

予定外の時間ができたので、秦さんにお勧めしてもらった『the doors』の映画を観る。コミカルに作られていない音楽映画や音楽を感じる映画は好きなので、かなりハマった。ジム・モリソンといえば27歳での夭折としか知識を持っていなかったが、来年、僕もその年齢になり、7と2は好きな数字でもある。ジミヘンやC.コバーンもその年齢だった。けれども、好きな数字をあげるのならば1〜10までどれも好きであり、それらを組み合わせた数も好きなので、特に意味は無くなってしまった。

コメントを書く