今年と例年

2008.11.20日々のこと

昨日は創作後、アンドリュー・ワイエス展→津田直展→画心展→専門学校時代の方々の展示をまわる。ハンマースホイも観に行けるかと思っていたら時間的に無理になってしまい、かなり残念。

ワイエスというと、今年始めのドラマ『あしたの、喜多善男』でキーになる画家でしたね。疲れきっていた時期に放送されていたためか、主人公の喜多善男に感情移入していき毎週欠かさず観ていたドラマだった。寒い時期だったので布団にくるまりながら時に泣き、時に笑いながら観ていた・・・段々、ワイエスから外れてきた。

そんな風に始まった今年だったけれども、振り返るととてもあっという間という感じと、長く感じたというのが両立していた年だった。多くの方と知り合い、また一方では離れ、信じることと信じられないということが併存し、人生としては当たり前のことが凝縮されていた一年ではなかっただろうか。

そして先日、今年知り合った方の一人、秦雅則さんとお酒を飲みに行った。カウントゼロというバーに連れて行ってもらい、そこでは小野寺南さんという方が「写真」を展示していた。その「写真」たちを背後に、僕たちはお酒を飲んでいた。トマト焼酎・・・何がトマトだったのかはわからないがとても飲みやすい焼酎だった。そういえば今年は色々な焼酎や日本酒を飲んだ年でもあった。一緒に飲んでいて思ったのは、とても真摯に考えを疑問系にして作品に出せる人なのだなということだった。「審査会のときなどにどんなことを話すんだろう」と思いを巡らせながら電車に乗っていると乗り換えを乗り過ごし、乗り過ごし、乗り過ごし・・・結局、終電。ちょっと余裕をもたせてお店を出ても終電を使うはめになるあたりは例年通りだった。

そして思う、今年を振り返るのはまだ早い。

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