Exhi-Port

2008.10.12日々のこと

朝から作業場の整理をし、暗室仕様に戻す。するとけっこうスペースを確保することができて、けっこう驚く。今日で整理は大体終ったので、近々、新作に入ります。資料もまとまりそうで、「漸く進められるな」という確信と実感に満たされてきたのだ。動き始める時期を間違えると取り返すのがかなり大変なことになったり、二度とその作品と出会うことができなくなるので、時期は見極めなければならない。

その後、作品の一部を額装し、ダバダ火振りを頂く。栗焼酎は初めていただくもので、上品な甘みの後に清らかさが広がっていき、とても美味しい。やはり、お酒と食事は美味しくないとね、と一人で納得する。

文章や文字、言葉について人から尋ねられることが多いが、最近、「エキシビションレポート」、略して「エキシポート」というのを始めた。大学時代に「ブックレポート」という「学術的読書感想文」を講義の一環としてやらされており、それによって作家としても成長していたので、それの展覧会版、つまり、「学術的展覧会感想文」を始めたのである。批評ではないので、その相手を成長させるためのものではないが、洞察力と内観力が鍛えられるものであり、感想文とはいっているものの、論を構成していなければ成績は低く、また、ありきたりなアプローチでも成績は低かった、とても厳しいものだった記憶がある。先日のように展示をいくつか観た場合はとても辛いことになるのだが、おそらく新たな成長をもたらしてくれると少なからずの期待をもっている。辛いけれども。

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