アートと機能。

2016.4.10日々のこと

友人とノベルティの話をしていて「役に立つもの」という言葉を言って、自分でハッとした。
 
アートというのは、どこまで行っても「主観」だ。普遍と呼ばれることを見つけても抽象的な観念であれば、それは個人が勝手に皆と共通と考えている主観だ。
 
しかし、「役に立つ」と言ったとき、そこで求められているのは「機能」だ。誰がどう使おうと、同じように作用する性質であり、アートで用いられるセラピー効果のような、対象者によって異なる成果を発揮するものという前提では「機能」とは言い難い。
 
私も今まで、アートは役に立つものと言っていたし、考えていたが、そこで結びつけていたのは、前述のように、「人によって効果が異なるもの」であったし、「すべては主観だ」と言っていた。それでは、惚れる人は心底惚れてくれるが、そうでない人には、全くの無駄のように思われても仕方がないだろう。
 
アートに「機能」を結びつけることができたら、または、「機能」を後押しするようにアートが存在できたら、もっと多くの人に届けることができるんじゃないだろうか!?

コメントを書く