孫を見る目。

2014.11.24日々のこと

久し振りに山へ行き、川辺で酒を飲んでいた。その帰り道、河原で遊んでいる家族連れを何組か見かけ、しばらくの間、眺めていた。
 
一組は、3世代の家族で、2〜3歳児くらいの男の子の孫を除いて女系家族だった。男衆は家で酒でも呑んでいるのかもしれない。もう一組は、3〜4歳くらいの女の子の孫と祖母の二人だった。
 
どちらも、子どもを愛(め)で、孫を愛でているのが、わかる。それと同時に、「あぁ、こういう世界を守りたいんだ」と思ったのだ。当り前にあるような日常、誰かが誰かを慈しむことで生まれる日常だ。
 
それにしても、僕の祖父母もそうだったが、どうして、戦争なんて悲惨なものを経験して、あれほどまでに僕らに優しく出来たのだろうか。厳しい部分もあっただろうが、それでも、無償の愛で守られているような気持ちがあった。戦争が悲惨だったからかもしれないが、それでも、そんな時代があったのを僕らが忘れそうになるほど、孫を見る目というのは、あんなにも慈しみがあるのだろうか。

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