鶏か、卵か。

2014.8.3日々のこと

結局のところ、「愛」というものは何だろうか? 映画でも、歌でも、日常でも、いたるところで愛の言葉が交わされ、「I love you」が多用されている。使用頻度を疑問を持っているのではなく、その実態がわからなくなるときがあるのだ。
 
誰かを守りたい、誰かと繋がっていたい、一緒にいたい、など、たくさんの感情があり、それは友情とも母性本能とも呼ばれる。それらを総称して「愛」と呼んでいるのかもしれないが、それでも、殊、男女間において登場が多くなるのは、やはり、種の存続に関わるからだろうか。
 
それは、即ち、本能だが、本能の結果に「愛」なのか、等価で「愛」なのか、愛が本能としてあって、種の存続を求めるようになったのか……。
 
最近、よく思うのが、「愛が本能としてあった」のが先だったのではないだろうか。一緒にいたいから、遺伝子を取り入れたい、というように、解明できない広大な感情が、人の動きを支えているという方が、どこか、ロマンチックではないか。

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