名も無き闇

2014.7.27日々のこと

どんなことでも、歴史を知っていくと、人の想いというのに触れます。その想いはどれも強く、理に適っているように思われるのですが、残るということは、それだけで強かったということでもあります。そして、残る人達の周りには、関わっていたのに残らなかった人達がいることも事実なのです。
 
光っている一点だけを見れば、その輝きに目を奪われるでしょう。その輝きの連鎖を追って、僕らは歴史を知ることになります。しかし、その輝きは、闇となってくれた人達があってこそ、光り輝くことが出来たのです。 
 
僕が今生きているのが、先祖代々の血筋が紡がれた結果だということと同じで、名も無き闇となった人達のことを、最近は度々、夢想するようになりました。

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