優位とは。

2014.6.14日々のこと

6/7の「意識のこと」を読んでいて、「一見すると別物のように見える私とアナタが、元を辿って行くと、1つの生命に行き着く。」という一文に、性交というのはよく出来ているなと思えた。一見すると別物のように見える、刀と鞘。凸と凹。デコとボコ。それら2つが合わさることで、1つになり(戻り)、別の生命体が宿り、外に出てくるのだから。
 
なんと言えば良いのだろうか。
 
ただ、ここにも何かしらの共通項が必要であり、別物の程度が大きすぎると、それは変態になり、異質となる。すなわち、「人間」という約束事が必要になってくる。
 
2種類の精子を掛け合わせて受精できるのかどうかを調べてみると、「出来ない」ようだった。受精というのは、自然のことなので、それが出来ないということは自然の摂理と反しているということだ。掛け合わせるということ自体が、反しているのだろう。凸と凹であることが自然であって、凸と凸と凹では、収まる場所がなくなるというものだ。
 
つまり、収まるところがないということは、進化も退化もなく、ただ絶滅していくということである。逆説的に話すと、進化も退化もしていくことは自然的であり、絶滅していくことは自然的ではないということになる。しかし、自然の摂理に適合したことが、全てにおいて優位ということではない。

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