帰るところ

2014.5.18日々のこと

先週あたりから、静かな苛立ちが途切れることなく続いている。昔、本で「男性にも生理のような不調がある」ということを読んだことがあるが、そんな感じだ。
 
このままだとやばい、と思いつつ歩を進めた先は、横浜と新高島の間にあるベンチだった。そこは、以前にも話したように、都心の中にある気持ちの良い「抜け」の場所だ。
 
コンビニで買ったミックスジュースを飲みながら、ベンチに寝っ転がり、手を腹に当てて目を閉じる。
 
陽の光が肌を温め、風が心についた垢を飛ばしてくれる。あぁ、俺が生命を取り戻していくのがわかる。こんなにも当り前なことを、都会で生活していると忘れていくのだな。自分を取り戻すのは、自分しかいない。

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